エルブのにんにく情報  2025年1月号

お知らせ2025.01.24

日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ

中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります

{ 2025年1月のトピックス }

①中国山東省にんにく情報(1月中旬にんにく契約圃場)

②中国山東省で栽培されている野菜情報

③中国1月時事情報(「糖醋鯉魚(タンツーリーユー)」について)

中国山東省の弊社契約圃場は越冬中です

12月中旬~1月中旬の

第一圃場の平均気温は最高7℃ 最低-4℃

第二圃場の平均気温は最高5℃ 最低-6℃

昨年より気温が少し高いですが、順調に生育しています

今後の予報でも-20℃になる日はなく、

概ね好天に恵まれそうです。

第一圃場(下👇👇👇動画)

そして、第二圃場は(下👇👇👇動画)

※圃場によりスケジュールが若干異なります。

山東省の土壌は野菜の栽培に適しており、にんにく以外にもいろいろな野菜を栽培しています。

(中国全土の)野菜生産量全体の15%を占め、野菜の主要産地なのです。

そこで、今回はにんにく以外の野菜で収穫量100万t越えの野菜6種類をご紹介します!

玉ねぎ

栽培面積:約33万畝                                                  年間収穫量:100万t以上 (1ムあたり:2t~4t)                                                                           主な栽培基地:潍坊安丘、金郷県、単県、菏澤、平度、聊城など

栽培面積:70万畝以上((内)安丘30万畝)                                                 年間収穫量:182万t以上((内)安丘の年間収穫量120万t)                                                                                          主な栽培基地:安丘、章丘、寿光など                                                                                    加工企業は200社以上、年間輸出量は30万t                        

生姜

栽培面積:約42万畝                                                  年間収穫量:約200万t((内)安丘の年間収穫量は100万tぐらい)                                                      主な栽培基地:莱蕪、安丘、平度、昌邑、寿光など10カ所                       

ニラ

栽培面積:約100万畝                                                  年間収穫量:約300万t  (1ムあたり:約2.5t~5t)                                                                         主な栽培基地:莱蕪、高密、乳山、安丘など                                       

人参

栽培面積:約50万畝                                                  年間収穫量:約150万t  (1ムあたり:約2t~5t)                                                                           主な栽培基地:寿光、莱蕪、荷沢など

                    

※1畝(ム)≒ 66,700㎡(1/15ヘクタール)で計算 データ:「百度」Baidu・及び現地情報より


四大菜系の一つである「魯菜(ルーツァイ)※山東料理」は

中国料理のベースともいわれています。

魯菜の代表格である済南菜に「糖醋鯉魚(タンツーリーユー)」があり

この料理は済南濼口(リュオコウ)が起源で

その後山西省、河南省などに伝わったと言われている伝統料理です。

主に特別なお祝い事の際に食べられることが多く

見た目の豪華さから、結婚式や新年のお祝の場でもよく登場する料理です。

「糖醋鯉魚」=「鯉の唐揚げ甘酢あんかけ」です

調理方法は

①鯉を下処理する

                 生臭みを取り除くため、頭と尾に切れ込みを入れ

                 身を叩いて白い筋、内臓を取り出します。

                 次に、味が入りやすいように身に切れ込みを入れ、

                 にんにく、生姜を加えた下味調味料に漬け込み臭み取ります。

②鯉を揚げる

                 小麦粉と溶き卵を加えたバッターをつくり、

                 軽く小麦粉を振った鯉にバッターを均一に塗ります。

                 中華鍋に油を140℃に加熱し、鯉を入れ、形よく揚げていきます。

                 途中、160℃に温度を上げ、黄金になったら、取り出します。

③甘酢あんをつくる

                 砂糖、酢、トマトペースト、調味料などを合わせた甘酢タレを

                 別の中華鍋に入れ、水溶き片栗粉を加えてとろみが出るまで煮る。

                 皿に鯉を盛り、甘酢あんをたっぷりかけて完成。

皮がカリッとしていて身が柔らかく、甘酸っぱくて

宴会のメイン料理にピッタリです!