エルブのにんにく情報  2025年12月号

お知らせ2025.12.22

日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ

中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります

{ 2025年12月のトピックス }

①中国山東省にんにく情報(12月中旬にんにく契約圃場)

②中国12月時事情報 (「拔絲山薬(バースーシャンヤオ)」について)

12月に入り、越冬がはじまりました!

今年は最高気温が15℃越えの日もあり

体感的にもやや暖かい感じです

しかし、第二圃場エリアでは、小雪が降り、

最高気温が-1℃、最低気温が-10℃になる日も有りました

寒暖差が大きいですね

圃場では、寒さ対策として

マルチを2枚かけているので

今のところ、にんにく苗達は大丈夫のようです

( 👇👇👇 第一圃場 👇👇👇 ) 

( 👇👇👇 第ニ圃場 👇👇👇 )

※圃場によりスケジュールが若干異なります

輸出業務全般について、青島港湾はほぼ平常時の状態を維持できております。


拔絲山薬(バースーシャンヤオ)」は「山芋の飴掛け」で、

山東料理(魯菜)を代表するデザートの一つ。

箸で持ち上げたときに透き通った飴の糸が

何本も伸びるその見た目から

その名が付けられました。

料理人の腕が試される「功夫菜(コウフサイ=手間のかかる料理)」で、

山芋を乱切りにし、片栗粉をまぶして

表面がきつね色になるまで油で揚げます。

中華鍋に少量の油と砂糖(もしくは水と砂糖)を入れ、

弱火で加熱し、砂糖が溶けて「琥珀色(シャンパン色)」になったら、

手早く山芋を投入して飴を絡めます。

砂糖を煮詰めすぎると苦くなり、足りないと糸を引かないので、

色が「琥珀色」になった瞬間がベストタイミングなのです。

そして、このデザートには二つの食べ方があります。

一つ目は、熱々のうちに食べる。

カリッとした食感と伸びる飴を楽しみます。

二つ目は、氷水にくぐらせて食べる。

料理に添えられた「氷水の入った小鉢」に

サッとくぐらせると瞬時に飴が固まり、

薄い氷砂糖のようなカリカリ(シャリシャリに近い)した食感に変わり

別の楽しみ方ができます。

さらに、このデザートは文化的な意味合いもあり

「拔絲」=「縁が長く続く」「甘く幸せな(=仲の良い)関係」を象徴し、

祝祭や家族団らん、賓客をもてなす宴席に最適な料理で、

楽しさと祝福の気持ちに満ちた意味合いを持っています。