日本エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ
中国のおもしろ情報など、当社現地駐在員からの生の情報を毎月お届けしてまいります
{ 2025年12月のトピックス }
①中国山東省にんにく情報(12月中旬にんにく契約圃場)
②中国12月時事情報 (「拔絲山薬(バースーシャンヤオ)」について)
1.中国山東省にんにく情報(12月中旬にんにく契約圃場)
12月に入り、越冬がはじまりました!
今年は最高気温が15℃越えの日もあり
体感的にもやや暖かい感じです
しかし、第二圃場エリアでは、小雪が降り、
最高気温が-1℃、最低気温が-10℃になる日も有りました
寒暖差が大きいですね
圃場では、寒さ対策として
マルチを2枚かけているので
今のところ、にんにく苗達は大丈夫のようです
( 👇👇👇 第一圃場 👇👇👇 )
( 👇👇👇 第ニ圃場 👇👇👇 )

※圃場によりスケジュールが若干異なります
◎港湾状況
輸出業務全般について、青島港湾はほぼ平常時の状態を維持できております。
2.中国12月時事情報(「拔絲山薬(バースーシャンヤオ)」について)

「拔絲山薬(バースーシャンヤオ)」は「山芋の飴掛け」で、
山東料理(魯菜)を代表するデザートの一つ。
箸で持ち上げたときに透き通った飴の糸が
何本も伸びるその見た目から
その名が付けられました。
料理人の腕が試される「功夫菜(コウフサイ=手間のかかる料理)」で、
山芋を乱切りにし、片栗粉をまぶして
表面がきつね色になるまで油で揚げます。
中華鍋に少量の油と砂糖(もしくは水と砂糖)を入れ、
弱火で加熱し、砂糖が溶けて「琥珀色(シャンパン色)」になったら、
手早く山芋を投入して飴を絡めます。
砂糖を煮詰めすぎると苦くなり、足りないと糸を引かないので、
色が「琥珀色」になった瞬間がベストタイミングなのです。
そして、このデザートには二つの食べ方があります。
一つ目は、熱々のうちに食べる。
カリッとした食感と伸びる飴を楽しみます。
二つ目は、氷水にくぐらせて食べる。
料理に添えられた「氷水の入った小鉢」に
サッとくぐらせると瞬時に飴が固まり、
薄い氷砂糖のようなカリカリ(シャリシャリに近い)した食感に変わり
別の楽しみ方ができます。
さらに、このデザートは文化的な意味合いもあり
「拔絲」=「縁が長く続く」「甘く幸せな(=仲の良い)関係」を象徴し、
祝祭や家族団らん、賓客をもてなす宴席に最適な料理で、
楽しさと祝福の気持ちに満ちた意味合いを持っています。
