INFORMATION CENTER 青島エルブ情報館

エルブが契約している中国山東省のにんにく畑(圃場)の生育状況をはじめ
中国のおもしろ情報など、当社駐在員からの生の情報を
毎月お届けしてまいります。

{ 第4回 7月号のトピックス }
①中国現地のにんにく生育状況(2021年6月下旬情報)
②中国時事情報(中国のおもてなし習慣が変化する?)
③新型コロナの感染状況(7月1日時点)

 

1 にんにくの生育状況
~2021年6月下旬情報~

5月下旬から収穫がスタートした中国のにんにく。

6月上旬には収穫が全て終了し、順次、畑で乾燥させた後、

網袋に入れて工場の乾燥場へ移動してさらに乾燥させています。

にんにくの収穫は1つの圃場で年に1度きり。

この乾燥工程が年間供給のための重要なカギを握ります。

収穫したばかりのにんにくは水分💧が多く含まれていて、

そのままでは傷んでしまったり、カビてしまったりします。

なので、まずは畑で天日乾燥させ、さらに工場で乾燥させて

保存性を高めています。

年間を通してにんにくが食卓で楽しめるようにするためにも、

乾燥は重量な工程なんですね。

 

一方、

にんにくの収穫が終わった畑はというと…

こ~んな感じ☟☟☟(6.22撮影)

あれ?

「まだ収穫終わってないじゃん」「何か植わってる!!」って思われましたか?

実はこれ「とうもろこし(玉蜀黍)🌽」なんです。

にんにくの収穫が終わってすぐに「とうもろこし🌽」の

種を撒いて育てています。

(農家さんは、にんにくの収穫が終わったら、

とうもろこしや落花生を植えて育てる、

いわゆる循環農業(二毛作)をしています。)

この「とうもろこし🌽」は9月上・中旬には収穫し終えます。

そして、畑を耕した後、9月下旬頃からにんにくの植付するんですね。

さて、

今年のにんにくの情報にもどしますね。

Q.今年の収穫が終了したと思いますが、
昨年に比べて収穫量はどうでしょうか?

総収穫量は昨年と同じくらいです。

大きさも昨年と同じくらいです。

Q.投機筋の動きはその後どうでしょうか?

続いています。

投機目的の資金がにんにく市場に多量に流入しています。

Q.昨年と比べて価格はどんな感じになりそうですか?

にんにくの市場価格は引き続き上昇中で、

これを見たにんにく農家さん達は

「まだ上がる!」と思っていて、売りに出しません。

一方の大手の買い手さん達は「高いから買わない」と、

せめぎ合いの状態で、昨年の同じ時期に比べ

原材料ベースで1.6~2.2倍※の値が付いています

(6/20時点での状況)

※あくまでも原材料買い付け段階の話ですので、
輸入価格ではありません。

今年の価格は投機関係の動きに左右されそうです。

と、いうことで、

今年の価格は値上がりします!!

 

2 中国時事情報
~中国のおもてなし習慣が変化する?~

中国の最大の「おもてなし」といえば、

おいしい料理をたっぷりと(食べきれないほど)用意して振舞うこと。

そして、振舞われたお客様は「少し残す」のが

ホストに対するマナーであるという習慣です。

仕事関係や親戚の集まりの席で特にみられる光景でもあります。

最近ではこの光景が見られなくなりました。

*******

中国では、今年の4月に「反食品浪費法」が施行されました。

新聞報道で耳にされた方もいらっしゃるかと思いますが、

この法律は、「フードロス」について

中国の食糧安全を脅かす問題だとの発言が発端となり

中国全土に広がった「フードロス削減キャンペーン」で、

食べ残しを禁止するものです。

今後、中国国内では

注文し過ぎたお客様に対して店側が

食べ残した費用を請求できるようになったり、

(店側が)大量に注文させた場合には

店側にも罰金が科せられるようになりました。

中国国内で中間所得層の人口が増えたことで

外食需要も高まり、

これに比例してレストランなど、

外食での食べ残しが大きな社会問題となっているようす。

日本国内においてもフードロスの問題は深刻な問題である事は周知の事実。

国民一人あたりの食品廃棄量は中国を上回っています。

一方、食糧廃棄の裏側には「飢餓」があり、

世界の9人に1人が栄養不足に陥っていると言われています。

国連で採択された

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す

国際目標「SDGs」で定められた17の目標の一つに

「飢餓をゼロに」があります。

中国で施行された「反食品浪費法」は

中国のフードロスに関する社会問題を解決するだけでなく、

「飢餓をゼロに」という目標にもつながる法案だと感じます。

私たち日本エルブでも食品を扱う企業として

フードロスを減らす努力を日々努めて参ります。

「SDGs」に関する話題をもう一つ☝

当社中国の協力工場ではGAPに取り組んでおります。

「GAP」とは「Good Agricultural Practice」の頭文字を取ったものであり、

直訳すると「よい農業のやり方」となります。

具体的には以下の7つの取り組みを行うことによる、

農業の持続性に向けた取り組みの事です。

             ① 食品安全の確保

             ② 環境保全の確保

             ③ 作業者の安全確保

             ④ 信頼される農場管理

             ⑤ 作業者の人権福祉

             ⑥ 家畜衛生の確保

             ⑦ アニマルウェルフェアへの配慮

農業は地域の環境と密接に結びついている産業で

農作物の生産には自然環境が事業の将来を左右し

農業を続けていくためには働く人の安全確保や福祉の充実など

職場環境を充実させ将来を担う人材を確保するための

取り組みが必要です。

これらの取り組みは、貧困や飢餓といった

社会的な問題の改善にも関わり、

世界の共通目標である「持続可能な開発目標」

の達成にも貢献します。

3 新型コロナの感染状況
~2021年7月1日時点~

◎最新のコロナ状況

中国国内のコロナ関連状況は、

国外から持ち込まれた症例は18例ありますが

全てコントロールされているようです。

中国国内での発症例はゼロです。

尚、ワクチン接種人数は延べ約12億5千万人です。

 

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